社会を今より良くするプロダクト

こちらのブログは世のため人のため、家族のためになる製品を紹介するブログです。

通信コストとスイッチングコストのバランスについて

スマホやテレビの高機能、高解像度化で使うデータ量は増えるばかり。情報の処理スピードも刻々と上がり、先日はスパコンで8億年かかる処理が1秒で処理できるなんていうニュースも報道されてました。

通信速度が早くなる=生活が便利になる

という方程式が成り立ってる昨今、通信速度が早くなればなんか便利になるんだろうと漠然と感じるのはわかります。私もその一人です。


格安4Kと通信速度と通信量

前の記事で格安4Kに関するレビューを記載しましたとおり、私は格安4Kユーザーの一人です。
地デジがまだまだ4K対応しない中、早々に4K対応したネットTVは着々とユーザー数を増やし、SMAPを脱退した3人まで巻き込んでコンテンツ制作に励んでおります。

そんなネットTVを見るには高速通信が可能な通信環境が必要です。電気とガスと同じように通信も「すでにあるもの」として大量に使用しています。自宅に光回線などがあれば使い放題ですし。

docomoauSoftBankあたりからも色々なTVツールが提供されてますよね。

他にも、アマゾンやグーグル、ツタヤを経営するCCCなどからもテレビでネットコンテンツを見れる商品を出してますよね。サードパーティのメーカーからも、安価なキャスト形式のツールはいくつか出てます。
Amazonだと

このあたりは実際に使われてる方も多いと思います。NetflixYouTubeをよく見る方には非常に便利です。

ただ、こうした環境を整えるためには月に結構な通信費をかけないといけません。


自宅からWifi環境捨てたら、思いの外生活が豊かになった話

ただ、こんな記事を書いてる私はその手のテレビをネットワークに繋げるツールは一切使っておりません。というのも、3年ほど前に家のWi-Fi環境を解約しちゃったからです。
冒頭話しましたが、情報通信という電気やガスと同じようなノリで毎月4000円位とられ、加えて当時はiPhoneユーザーだったためスマホ代も月に7000円はSoftBankに払ってました。
毎月情報通信代として1万円以上払うわけです。それでも今の便利さを失いたくないので、解約したくてもできない中毒性のある怖い状況でした。

でも、このまま払い続けると10年で100万円以上も払うのかとアホらしくなり、思い切ってiPhoneSoftBank)を解約し、SIMフリーのアンドロイド端末を買い、当時格安SIMとして出たばかりで懐疑的な人が多い中、さっさとMVNOに乗り換えました。そうすると、通信量の制約はありますが通話料込で月に約2500円くらいになりました。
※ちなみに自分がどれくらいパケットを使ってるかはどのキャリアでも、契約先のキャリアのマイページから確認できるので、契約する容量は月々の使用量を把握して契約することをお勧めします。


あわせて、当時家のネット環境はテレビと一体で光ケーブルを部屋の中に引き込むタイプでしたがこれもやめました。有料の動画関係も、このタイミングでまるごとすべて解約しました。我が家の場合はそもそもたまにしか見てませんでしたし、パススルー対応だったのでどことも契約してなくても民放なら問題なく見れましたから。


とはいえ、やはり容量制限付きのスマホだけの通信では心もとなかったのと、たまには私がいない時のデータ通信が必要な時もあるだろうと、使った分だけ支払うSIM契約をFREETEL(現在は楽天)で結び、使ってない古いスマホテザリング状態のなんちゃってWi-Fi環境にして使うようにしました。ごく稀に結構使う月もありますが、平均すると月々大体700円くらいです。



以上の契約をして3年間が経ちました。
単純計算ですが、この3年間の節約金額は

・自宅のネット環境:4000円×36ヶ月=144,000円
スマホ代:(SoftBank時代7000円-MVNO時代2500円)×36=162,000円
・家の有料テレビ契約:2000円×36ヶ月=72,000円

合計378,000円

使った分だけSIMの支払いを換算しても35万円以上は節約できてる計算です。

今なら0SIMという500MBまではデータ通信が無料で使えるとんでもないプランさえ存在する時代なので、情報通信のヘビーユーザーでなければ通信料は安く抑えられる時代なんです。
nuro mobile


通信代をゼロにするのは無理だと思います。世の中的にもないと不便を通り越えて生きていくのに不都合です。

過剰な通信費用を払わないポイント

「家族皆でパケット使うとこんな素敵な生活が待ってます」的なCMは、個人的な意見にはなりますが、あの手の家族どうして割り振って使える、みたいな契約はやめたほうがいいです。

ちょっとマーケティング的な話になりますが、日本の通信費のお家芸の一つが「スイッチングコストを上げて囲い込む」戦略なんです。

一度契約すると浮気できないように、家族割や複数年契約割引にしたりとあらゆる手段でスイッチングコスト(業者を変えるための手間や時間、費用)を上げようとします。一見安いように見える契約でも、スイッチングコストが高すぎる場合は結果として高い通信費を長期間払わされる結果になります。

先に述べたとおり、魅力的なサービスを柔軟に取り入れるためには、スイッチングコストを低くすることが、結果として通信費を抑えるポイントなんです。
家族割がすべて悪いとは思いませんが、メインの通話系SIMとサブのデータ通信系SIMなどに使い分け、スイッチングコストを下げることをお勧めします。

家族割は家族みんなの同意が無いと他のキャリアには移れなくなります。移るために家族皆から納得してもらわないといけないので、猛烈に面倒くさいです。
このご時世、特に移り変わりの早いデジタルライフにおいて、スイッチングコストを上げる行為は、結果的に選択の幅を狭め、よりよいサービスを受けられる機会を逃します。

今の通信費は単純比較が難しい料金設定です。
契約者が一人なのか、家族がいるのか、どれくらい電話するのか、などなど、ヒアリングしていかないとどのキャリアか安いのか判断できません。
単純な価格競争を避けるためにあえてややこしくしてるとも言えます。

ちなみに、私の母がスマホを持ちたいというので、その用途を聞いて最適なSIMと端末を新古品で7000円くらいで購入し、今は月に400円くらいで不自由なく使えています。


最近は格安SIMユーザーにも優しいサービスが続々とリリースされてます。
インストール不要のデータ容量削減アプリ、無料のクラウドサービスや仕事でも使えるチャットツールなどなど。
この手のサービスはパケット通信的に大した量にはなりにくいです。むしろ最適化されてて快適に動きます。


ヘビー級のデータ通信は、Wi-Fiスポットを使う

フリーWi-Fiはセキュリティ面で心配という方も少なくないですし、私もその一人です。とてもとてもフリーWi-Fi環境で銀行振込やクレジットカード決済なんてできません。こういったセキュリティが必要な通信はスマホパケット通信で行い、フリーWi-Fiは例えば重いデータのダウンロードや、大量にある写真のバックアップ、宅ファイル便などストレージサービスでのやり取りなどです。


最近は、スタバなど集客のためにWi-Fiを飛ばしているカフェも非常にたくさんありますし、ガストとかファミレスにも飛んでます。セブンやファミマなど、イートインスペースがあるコンビニでも可能です。
2018年4月18日追記
こちらのサイトもファミレスやカフェの無料Wi-Fiを紹介しています。
https://www.moneypost.jp/269035


様々なサービスが無料になると提唱した経済学者がいて一世風靡したことを記憶に残っている人もいると思います。

まさに、様々なサービスは新たな価値を生み出すために無料で提供され始めています。


当ブログを読んだ方は、楽しいデジタルライフを送るために、スイッチングコストをできるだけ低くすることをお勧めします。


あと、下の書籍もお勧めですので、ご参照頂ければ幸いです。




2018年4月13日追記
OCNモバイルONEから、どれだけ音楽を聞いてもデータ容量をカウントしない「MUSICカウントフリー®」なるサービスがリリースされましたね。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1116601.html

無料期間は7月23日までと限定ながら、格安SIMユーザーの悩みどころである「流しっぱ」系にも対応した試みですね。

私は今のところ通話SIMとデータ通信専用SIM2枚で収めてましたが、音楽専用SIMとしてこれはちょっと欲しいです。。

小児科のオンライン診療(遠隔医療)を行ってる医療機関

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2018年2月7日、厚生労働省医療機関に支払う診療報酬見直しを決定しましたね。

改正内容はニュースサイトをご参照下さい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201802/CK2018020702000262.html

2018年はオンライン診療(遠隔医療)元年の年になるか!?

いや~、ようやくです。
ようやくオンライン診療も日の目を浴びてきました。

前回記事でも書きましたが、通信速度を始めとしたテレワークのインフラが整っていく中で、受け入れていくべきものはたくさんあります(保守的な人はあーだこーだ言うでしょうけど)。

その一つがオンライン診療です。

病気をもらうリスクを抱えながら長時間待合室で待ち、数分間の診察を受け、処方箋をもらう。

この行為に半日から下手すれば一日かかるわけです。


オンライン診療に対しては、お医者さんはリスクの観点から色々と物申すでしょうね。責任とれないやら、適切な診察できないとか。

ただ、患者の気持ちになればオンライン診療で今までと同じようにちゃんと診察して処方箋を出してくれれば便利な訳で、待合室でお喋りをしたい方は今まで通り通院すれば良い訳です。選択肢を増やすだけの話でシンプルな話です。


2018年2月8日の朝日新聞で紹介されてる福岡のたろうクリニックさんは、この改正の前からオンライン診療に取り組まれているようで、まさに先駆け的は動きをなさっています。
http://taro-cl.com


今回の改正では、初診は従来通り対面での問診が必要です。
複数回診てもらってるかかりつけ医だと、患者側だけじゃなく医師側も安心ですから、オンライン診療を受ける=かかりつけ医レベル と思ったほうが良いと思います。
もう少し医療道具のICT化が進めばそんなこともなくなるのかもしれませんが、今の段階では双方リスクが高いと感じてしまいますからね。



さて、首都圏で共働きの中お子様を持たれた方なら下記のご経験があるかもしれません。


土曜日のこどもクリニックの混雑が尋常じゃない問題

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これは相当深刻です。
私の地域のこどもクリニックは、WEB予約で当日朝7時に予約受付が開始されるのですが、朝6時58分からアクセスが集中しだし、なかなか画面が推移しなくなります。

そうして開かない画面を待つ間に、7時2分にはもう大半の時間が埋まっており、診察時間終了間近の時間にせざるを得なくなります。
そんな苦労して時間通りに行っても、結局30分以上は待たされ、診察が終わって薬をもらう頃にはもう14時近く。精神的にかなりやられます。

今の段階で「遠隔医療 子供」などと検索しても、医療機関はあまりヒットしません。
※2018年2月時点なので、変わる可能性はあります。

システムを開発してるシステム屋さんがたくさんリスティング広告を出していて、オーガニックでは研究機関や関連ニュースサイトばかりでまだまだ医療機関の取り組みまで落ちてるとは言いにくいのが現状かと思います。

ちなみに、下記に紹介してるオンライン診療を実施している医療機関の多くがクリニクスというシステムを使用しています。
https://clinics.medley.life




子供のオンライン診療に取り組むクリニック一覧

随時見つけ次第加筆していきますが、こども向け(一般内科含む)のオンライン診療を現時点で行っている医療機関(通常の外来も行っているところ)を紹介します。



千葉県いすみ市の外房こどもクリニック
http://www.sotobo-child.com


神奈川県川崎市の北浜こどもクリニック
http://kitahama-kidsclinic.jp/sp/telemedicine/index.html


神奈川県横浜市の横浜こどもクリニック
http://www.yokohama-kodomo.jp


栃木県宇都宮市のひまわりこどもクリニック
http://www.himawari-kodomo.com


岐阜県岐阜市の折居クリニック
http://www.orii-clinic.com/


東京都港区の新六本木クリニック
https://www.shinroppongi-clinic.com
※子供向けというわけではなさそうなので、子供を診てくれるかは聞いてみて下さい。


※まだまだたくさんあるとは思います。もしご存知の方がいたら教えて下さい。


医療費は例えば横浜こどもクリニックさんだと、

↓こちらの引用文の通り
"当診療メニューは保険診療です。初診は対面での診療となり、再診の方でオンライン診療を許可された、かかりつけの方のみご利用頂けます。費用は予約料540円(郵送料込)+診察料です。※予約料は今後変更になる可能性がございますので、ご了承ください。"

この540円に、システム使用料も入ってる感じなんでしょう。上に書いた状況が改善されるなら安い額だと思います。


今度、娘の喘息について一度実践してみたいと思います。実践してみたら、またレビューをアップします。

2018年2月24日追記
残念ながら喘息はオンライン診療は対応してないみたいです(TдT)

あとは皮膚科で対応している病院もあるようです。
皮膚科でも保湿系のお薬を定期的に処方してもらっているため、探してみたいと思います。



2018年4月9日追記
オンライン診療を導入している機関の多くがクリニクスというアプリを使っています。
https://clinics.medley.life

全てのオンライン診療がこのサービスを使ってるわけではありませんが、私が調べていると8割くらいはこのサービスなんじゃないかと思うくらいです。

このサービスを利用してオンライン診療を行っている医療機関上記サイトから検索可能です。

働くママさんの働き方改革に向けて 〜通勤編〜

さて、前回記事の問題編では色々愚痴っぽく書いてしまいましたが、働くママさん問題は本当に根深く、これで解決ということなんて無いと思います。

なので、この問題に対して通勤だけでもITの力を使ったらどうなるか?を考えてみました。

グーグルはテレワークでも新製品をリリースしてる


「G suite」というグーグルのサービス、ご存知の方も少なくないと思います。企業向けのサービスなので、日常使いの中ではあまり聞きませんけど、いわゆるクラウドサービスの一種。以前はGoogle Apps for Businessなんて言ってましたけど、今はこのブランド名になっております。


簡単に言えば、グーグルのアプリやサービスのビジネス向け拡張プラン、といったところですかね。お勤めの会社のドメイン(@○○○.co.jpなど)でログインして、gmailやグーグルドライブが使えます。そんな企業にお勤めの方もいるのではないでしょうか?


私が以前在籍していた企業も、ある時この仕組みに乗り換えました。サーバーの保守管理やセキュリティ面を考えたら乗り換えたほうがコスト削減になるんでしょうね。

利用料などの詳しい情報は本サイトに委ねますが、ユーザー単位での課金になっており、最安のプランで年間6000円(月500円!)。企業はもちろん、フリーランスの方などがフレキシブルにチームを組んでプロジェクトをこなしていくタイプにも対応しています。


さて、この「G suite」からテレワークをサポートするこんな商品がリリースされました。


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https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/hangouts-meet-hardware/

Hangouts Meet ハードウェアとは

Hangoutsはアンドロイドスマホを使ってる人なら馴染みがあるかもしれませんね。Chat機能があるので、アカウントにログインしてる人同士でメッセージを送受信できるアプリです。LINEやMessengerを使用してる人が多い中、どこまで使われてるか定かではありませんが、感覚的にそこまで使ってる人は多くない印象です。私もたまーに使うレベルです。



G suiteからリリースされたHangouts Meetはその名の通り、この大して使われていないだろうChat機能を使ってミーティング(会議)を行うアプリで、昨年からしれっとハードウェア周りをキットにして販売を開始しています。


LINEがインフラ化してる中、Hangoutsっていつ使うのかな?と思ってましたが、会議となると話は別です。

LINEがビジネスの場でNGとされる理由

よく上司がLINEのIDを聞いたり、仕事のコミュニケーションで使おうとして部下から嫌がられるという話をよく見ますね。ネットのニュースでもたくさん出てます。

そりゃそうだろうと思います。LINEはプライベートというか、あくまでざっくばらん感が良いのに、それを指示や命令的なやり取りに使う場にしたくないですよ。上司や目上の人にキャラクターのスタンプで「OK」とか送りにくいじゃないですか(笑)
そんな当たり前にわかる感覚をスルーして、LINEをビジネスの場に持ち込むのは空気的にタブーな訳です。


そんな中、このHangouts Meetは良いです。もともとGoogle Apps for Businessですから、はじめからビジネスで使うように考えられてますし、LINEともユーザーシーンがぶつからない。


このHangouts Meet ハードウェアは、ASUSのChromeBOXを中枢として周辺機器(モニター、カメラ、スピーカー)を制御する構成です。各々の詳しいスペックや他社製品との互換性については、上記URLに記載があるのでそちらをご参照下さい。

さて、その価格は定価は1999米ドルのようです。日本円で約23万円ってところですか。いや、これ安いのか高いのかわからないですね(汗)
BtoB価格なので一概に言えませんが、個人的にはお買い得とは言いにくい気はします。


各々は型番は違えど、バラバラでも売ってる製品ですから、必ずこのキットをHangouts Meet を使用しないといけないわけじゃありません。互換性に関する情報も本サイトに乗ってますし、そもそもPC環境とChrome環境またはアンドロイドOSの環境があれば利用できます。

こちらに使用イメージの動画が載ってます。
https://support.google.com/meet/answer/7305398



Chrome BOX自体は3万円台前半から買えます。自宅のテレビに繋げることでテレビがちょっとしたワークステーションになります。
この値段でこのスペックを見ると、数年前のデスクトップは何だったんだと思うレベルですね。対応アプリの多さやグーグル自体がこの端末での利益を考えてるとは思えない価格でお買い得だと思います。



それに、急速に浸透しつつあるスマートスピーカーもテレワークを後押しする一つになるでしょう。

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↑このキットのスピーカーは集団での会議に特化しているので、残念ながらスマートスピーカーとしての機能はありません。

ただ、将来的にはAIを搭載するスピーカーが、ウェブ会議では無くてはならない日がくると思ってます。

会議中に、AIにアドバイスを聞ける

普及してるスマートスピーカーは、文字入力を必要としない検索の容易性や、家電の電源のON-OFFなどを外出先から可能にするなど、スピーカーに+αといった付加価値ですが、捉え方を「話せるビッグデータ」とするとどうでしょう。

スピーカーとして音声の入出力はこれまで通りに行いつつ、例えば「これから販売しようとしてる商品の市場規模は?」とスピーカーに質問したり、「先月の○○店の売上と前月比は?」などと、社内のPOSと連携して数値を叩き出してくれたりもすることだって全然できるわけです。


ここまでくると、会議にAIスピーカーを持ち込まない方が非効率になります。テレワークでの会議でもその恩恵は変わりませんし、下手すれば人だけ集まって行う会議よりよっぽど生産性の高い話合いが展開できるかもしれません。


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グーグルが出してるスマートスピーカーGOOGLE HOME」は、その観点から見るとまだまだ発展途上です(まぁHOMEって言ってる時点で、シーン想定が違いますけど)。アマゾンやアップル、ソニーもこぞって開発してる、スマートスピーカーが、どこまでテレワークを推し進めてくれる存在に昇華されるか。

今回の記事では触れませんが、5G解禁による通信速度の大幅上昇と合わせて、テクノロジーの進化によってどんどんテレワークは加速するでしょう。


グーグルを卒業した方が立ち上げた、テレワークに関するスタートアップの新技術にも要注目です。クラウドファンディングでも目標額(200万円)を超えて達成しています。
https://readyfor.jp/projects/continuum


こうした技術が、満員電車からの開放、場所による制約を減らし、働くママさんを応援することに繋がると思います。

働くママさんの働き方改革に向けて 〜問題編〜

女性の管理職志望が2割にとどまるというニュースが流れて、そりゃそうだろう思った人も少なくないと思います。

参考URL:
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO25796190X10C18A1TY5000


働くママさん(通称ワーママ)がどれだけ忙しいかは、過去この記事でも書きました。


相変わらず働く子育てママの妻はてんてこ舞いに
忙しいです。

代われることをやるよと言ったら、とうとう毎朝の朝ごはんは私が担当になりました。妻のキャリア化、私の主夫化はいっそう加速しております(笑)


さて、そんなキャリアウーマンの妻を持った私。

彼女の仕事にはあまり口出しできませんが、やはり子育てしながらのキャリアウーマンは本当に大変そうです。


妻を見ていて感じる問題を書くと、こんな感じです。

問題① 子供がインフルエンザになったら仕事どないすんねん問題

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© ladysuzi - Fotolia.com

我が家も子供が流行りに便乗し、これに当てはまってしまいました。予防接種してたんですけどね。。
熱が高いときはもちろん本人も辛そうですし、当然付き添って看病するわけですが、子供の体力は素晴らしいもので2日もすると熱は下がってかなり元気に遊び始めます。

しかし、保育園への登園はもちろんできません。
私の地元では熱が下がって5日間は登園できず、登園するには医師の許可証が必要です。


まぁこればっかりは仕方ないですから、私も妻も交代交代で会社を休み、子供を看るわけです。3〜4日休むことになるので仕事に与える影響はでかいです。

結局、会社には休みの申請を出しつつも、家でやれる仕事をやらざるを得ません。ボランティアですボランティア(TдT)


問題② 仕事へのやりがいとか言ってる場合じゃない問題

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© ladysuzi - Fotolia.com

妻は(たぶん)仕事ができる人間なので、会社的には責任ある仕事をさせて出世させたいと(たぶん)思ってる。

でも、子供と戯れたい妻は責任ある仕事を嫌がる傾向にあるし、残業や出張の少ないデスクワークを好んでる。

おそらく、責任ある仕事を任されるのは信用されてる証拠だし、本人だって悪い気はしないはず。仕事へのやりがいも感じてメラメラする気持ちが芽生える時です。普通なら。


ただ、子供がいると本能的に他の人へ迷惑をかけそうな仕事(つまり責任ある仕事)を察知します。

頭の中は常に早く向かえに行ってあげたいし、ご飯を作らないといけない。そうしないと子供も自分も寝る時間が減り、翌朝子供が起きず、機嫌が悪くなりグダグダな朝を迎えることになるから。

その結果、責任ある仕事は嫌煙します。そうして出世街道からは逸れていきます。


問題③ 働くママの給料安すぎ問題

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© ladysuzi - Fotolia.com

これが感覚的にでかい問題。
仕事の効率や生産性はダラダラ生活残業をする中年男性よりよっぽど高いことが多いのではないでしょうか。(中年男性の私が言うのもあれですが)もちろん、そんなことない方もいますけど。

ワーママは時短をとっていたり、少なくとも残業はできないので、基本給かそれ以下になることが多い。

管理職でもない一般職の基本給はそんなに高くありません。時短などで基本給自体が下がれば尚のこと。


さらに人事評価においても、どれだけ頑張ってもこなしている仕事の絶対量ではかなり不利ですから、高い評価はもらいにくい。結果、ボーナスも大して期待できません。

その結果、こんなに頑張ってる価値あるのかしら、と感じ始めます。保育園に入らなければ払わなくていいお金もあるし、その額を引いたら何のために働いてるのかわからなくなってきます。問題②で仕事のやりがいなども失われてる状況になってる場合、加速度を増してやる気を失います。

結果、ますます会社への帰属意識は薄れ、昇進意識は遠のきます。それどころか離職も考え始める方もいるでしょう。


他にも色々問題はあります。飲み会に行けない結果コミニュケーション不足になるとか、結婚していない女性から心理的な圧力を受けるとか、上げ始めたらきりがありません。


ただ、これだけITが進化したこのご時世、何かしら改善に向かう手段があってもいいはずです。




次回は働くママさんの働き方問題について、解決の一助になるような記事を書きたいと思います。

自動車のモジュール化に見る未来

前回の記事(格安4Kテレビのレビュー)で、テレビのモジュール化について触れましたが、今回は自動車のモジュール化についての考察編です。

モジュール化された製品=安い?

モジュール化は噛み砕いていえば「共通化」「標準化」です。反対のイメージか特注品というイメージで良いかと思います。

特注品はなんだか手間がかかりそうだし、お金がかかりそうなイメージはものづくりに携わらない人でも容易に想像できますよね。

モジュール化された製品は、いわばレゴ的なイメージで与えられた様々なブロックを組み合わせてオリジナルな物を生み出していくイメージです。
PCを自作をする際に、モジュールの組み合わせの知識は必要でも複雑な回路図などは必要ないのと同じです。


当然、手軽に作れるわけですから、生産者の熟練度も低くて済みます。生産する工場も人件費の低い場所を選べます。




さて、話は少し変わります。
「擦り合わせ」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。自動車産業でよく使われますが、自動車のパーツ同士(約3万点!)が色々な環境下できちんと動作をするように「擦り合わせ」られてるわけです。日本のものづくりのお家芸とされた分野です。

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画像は日経ものづくり2012年9月号より


しかし、モジュール化が進むとどうなるか。
自動車のモジュール化についてはこれまでも進められていて、フォルクスワーゲンなどの事例は結構有名ですね。
※この辺は結構マニアックな情報なので、詳しく知りたい方は「モジュール フォルクスワーゲン」で検索してみて下さい。



これまでのガソリン車は、モジュールと言ってもいわゆるパーツ部品の共通化やユニット化が中心の、生産効率目線でのモジュール化でした。

ところが、ここにきてEV車(電気自動車)はいよいよモジュール化を革新的に浸透させるかもしれません。

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画像は中日新聞2017/4/28号より

日本の前に、ASEANでEV車が爆発的に普及する

ヤマダ電気がEV車の販売を始めるとプレスリリースがあったのをご存知の方もいるかと思います。

日経のリンク↓
https://r.nikkei.com/article/DGXLASFL31HDB_R31C17A0000000


ヤマダ電気資本提携したFOMMという会社はどんな会社なのかは、ホームページや他のサイトに譲りますが、この会社の車の生産の仕方がまさにモジュール化生産に近い。

株式会社FOMM
http://fomm.co.jp/wordpress/

こちらがコンセプトモデルのようです。

動画はFOMMのHPより


ちょっと近未来感があって、かっこえ〜
車体が水に浮くくらい軽いみたいなので、乗り心地とかどうなんだろうとは思いますが、一度どっかで試乗したい衝動に駆られています。
しかも、一台あたり100万円前後での販売を見込んでいるとのこと!安っ!そんな安くて大丈夫かと思うレベル(笑)


タイは国を上げてEV車の普及を目指しており、ガソリン車の普及前にEV車を普及させようと躍起のようです。ガソリン車がここまで普及した日本に比べ、ガソリンスタンドなどのインフラはもちろん、法律などの面からもガソリンのルールが浸透していないタイやASEAN各国は、環境面や生産面でメリットのあるEV車を普及させ、そういったインフラも平行して整えていこうという国家戦略をあげています。
※この辺ももっと詳しいサイトがあるので、気になる人は検索してみて下さいね。

FOMMの戦略通り、日本にEV車を普及させるより、東南アジアなどまだガソリン車が普及しきっていないところに普及させた方が早いのかもしれませんね。
日本でいうガラケー(普通の携帯電話)が浸透していないエリアにも、あっという間にスマホが浸透したのと同じ現象がEV車で起きるかもしれないですね。


FOMMのEV車は、かなり効率化されたモジュール生産だと思われます。会社としては工場を持たないファブレス型の生産方式は、擦り合わせはあまり得意ではありません。
また、生産に従来のような多額の設備投資はできません。つまり、スマホやPCと同じくパーツを仕入れ組み立てるモジュール生産になります。車の作り方が、スマホの作り方と同じになるわけです。

これまでの車の生産方式とは全く違う生産体制であることは容易に想像できるわけです。



そんな全く新しい生産方式でできた、非常に楽しみな車です。販売されたら私も一台購入してみたいです。

話題の格安4Kテレビを実際に使ってみたレビュー

今回は実際に格安4Kテレビを使ってみた感想です。
ただ、画像がどうこうというスペック的なレビューはほとんどありません。前回記事にも書きましたが、細かい機能は私はあまり気にしませんし、詳しくもありません。


普通に使ってみてどんな感じか、という視点で書いたレビューなので、スペックを見たい方は参考にならないかもしれませんのでご了承下さい。

商品到着までのケアが徹底されていて高評価

ノジマオンラインショップで購入後、商品が到着するまでの間、ストレスは全くありませんでした。電話オペレーターの方とのやり取りも無しです。

ノジマ仕入れ状況や配送状況を逐次メールで告知してくれるし、メールにリンクされてるオンラインのマイページから注文状況がリアルタイムに確認できました。
システムにかなり投資してることが伺えますね。
先払いの予約販売という形態をとる上ではもはや必須ですね。決して安くはない額面を先払いするストレスに対するケアはかなり大切です。


前回の記事では、比較した他社のシステムの未熟さについて触れましたが、商品力とは関係なくても購入のしやすさや安心感は購入動機には思いっきり影響します(少なくとも私には)。


年末年始のテレビを楽しみにしていた最中、12月27日に騙し騙し使っていたテレビが完全に映らなくなるという事態に陥り、今年は紅白も箱根駅伝もまさかのラジオかと覚悟したまさにその日の夕方に救世主のようなタイミングで到着。

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格安4Kをセッティングしてみた

まず驚いたのはその軽さ。もちろん49型のテレビですからそこまで軽くはありませんが、ただ壊れた前のテレビ(パナソニックのプラズマ46型)をどかす時に危うく腰をやってしまうんではないかと思うくらい重かったのに比べ、エルソニックの4Kの49型はそこまで苦労せず持ち上がりました。

さすがに中身を解体して部品の比較まではできませんが、パナソニックのテレビは2010年購入時には17万くらいして、今や3分の1の価格で4Kになるわけですから、色々と小型化・軽量化されているってことでしょうね。
テレビを支える足も、簡易的なプラスチックの二股の足です。これをテレビの左右の下側にビス止めするだけですから、金型は一つで済みますし、型自体も小さくていいですから製造コストは安く済みます。


子供たちに邪魔されながらもなんとかセッティング完了。
感動の4K映像が待っているかと思いましたが、まだ4K映像は地上波では配信されておりませんし、4K対応のネットTVに加入してるわけでもないので特に驚きな感動というわけではありませんでしたが、17万円と比較しても遜色ないくらいきれいです。
斜めから見ると色味に多少青みが感じられますが、まぁ大した問題ではありません。


ただ、ドンキホーテの格安4K(通称ドグザ)でも現れる起動時のこの画面

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謎のSIGMA DESIGNsという画面はここでも登場しました。
調べたところ、アメリカのディスプレイメーカーのようですね。ドンキもノジマも、この会社から液晶部品を仕入れているっていうことでしょう。
映像の前に音声が出てる間、この表示が続くのが若干気になりますが、まぁそんなもんなのでしょう。


部品は小さく軽く、目玉の機能以外は絞って低価格を実現

気になっていたリモコンも、そこまでチープな感じはしませんでしたが、これまた非常に軽いです。

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パナのブルーレイレコーダーのリモコンと比べても、サイズはほとんど同じなのに拍子抜けする軽さで中身が入ってない感満載です。
PCもステッィク型や超小型デスクトップが出てる時代ですから、素材は軽く、サイズは小さくがモジュール設計の潮流になのかもしれません。

もちろん、細かいスペックを突きだしたらたくさんあります。音は迫力にかけますし、アクトビラなどテレビから直接ネット接続はできません。

ただこれらはおそらく「選ばれなかった」のだと思います。取捨選択されたわけです。低価格な大型4Kテレビを実現するために。
そもそも、音については外付けのスピーカーでいくらでもフォローできますし、アクトビラなんて前のテレビにはありましたけど使ったことありません。
ちなみに、私は口コミサイトでコスパ最強と話題になったクリエイティブのスピーカーを使ってますが、このサイズでここまでずっしりとした低音でるんだなぁと感心するレベルです。
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イヤホンジャックで接続し、テレビの音源を外部スピーカーに設定するだけです。抜き差しして音の比較をしてみて、スピーカーの大切さを痛感しました。もはやスピーカー無しのテレビには戻れません。

今の最新のノジマのモデルはスピーカーは10wにアップグレードされてますが、個人的には外部スピーカーの接続をお勧めします。良質なスピーカーでも今は安く買えますかからね。



※クリエイティブの最新モデルは進化してて、私が買ったときとデザインが異なりますが、評価は高いです。


モジュール製品の代表的な存在であるPCとスマホの市場はみるみる効率的な生産ラインが海外に構築されて、破格で新品が買える時代になりました。
次はテレビがそのポジションに来ようとしています。

この流れはテレビだけではなく、他の製品にも及んでいますが、その話はまた違う機会に。



2018年4月10日追記

ノジマの4K(エルソニック)のHDMI-CECについて

このノジマの格安4KはHDMIに繋がっている機器をテレビのリモコンでも操作が可能です。

ただ、私が使っているパナソニック製ディーガのビエラリンクは微妙です。
パナソニック 1TB 2チューナー ブルーレイレコーダー 4Kアップコンバート対応 DIGA DMR-BRW1020

ディスクを入れたら自動で再生しますし、停止や早送りくらいならできます。

ただ、以前使ってたパナソニックプラズマテレビの時には鳴らなかった機械音が時折カチャカチャと鳴ります。ディーガの故障かと修理に出そうかと思ったレベルです。

HDMI-CECの設定をオフにすると、機械音は治まったので、これが原因だと言って間違いないと思います。

そもそもこのテレビはHDDを接続すれば録画できるので、プレイヤーで十分なので、シンプルな機能なプレイヤーなら大丈夫かもしれません。



2018年5月15日追記

格安4Kには転倒防止策は必須


ノジマの4Kに関わらず、格安4Kは軽いし足がチープなため転倒防止策はした方が良いと思います。

すっかり紹介し忘れておりましたが、私はこちらの製品を使っています。

平安伸銅工業 液晶テレビ用耐震固定ポール シルバー 対応テレビサイズ32~60型 LEQ-45

背面の壁掛け用の穴にビス止めして固定します。
ビスのサイズは、新しいノジマはM6×22mmなので、サイズをチェックしてから買うようにして下さい。

話題の格安4Kテレビを実際に買ってみたレビュー

2017年は格安4Kテレビが出現した年

ドン・キホーテで話題になった54,800円(税抜)の4Kテレビ(通称ドグザ)を皮切りに、ノジマプライベートブランドのエルソニックが53,800円(税抜)、ホームセンターのミスターマックスが48,800円(税抜)、PCパーツのグリーンハウス(販売先はGEOも)が49,800円(税抜)と、2017年の下半期はこれまでテレビを売る側であっても作る側としては縁が無かった会社が作る側として参入してきた時期でした。来年はさらに新規参入企業が増えると期待できます。
もちろんこれらの企業が製造ラインを持ってるわけではなく、海外の量産工場で生産していることは言うまでもありません。

何故安く4K大型テレビが作れるようになったのか

これまでテレビと言えばパナソニック東芝、シャープ、ソニーなどの国内大手メーカーか、LG、サムスンあたりの韓国メーカーがほぼ家電量販店の売り場を独占しておりました。ヨドバシカメラとかビックカメラなどの大手家電量販店の店頭は今でもそうですよね。

しかし、老舗の大手メーカーの半額以下で新参企業がテレビを生産しています。大手であれ、生産にかかるコストはそこまで激的には変わらないはずです。取扱説明書を見る限り生産している国は中国ですし、利益を生み出すために無駄な工程は省いているでしょう。ではなぜか。


パナソニックプラズマテレビ故障に伴う買い替えが契機に

テレビを買うに至ったきっかけは、2010年頃に購入した46型のパナソニック製のプラズマテレビの故障でした。
7年程使ったある日、やけに音割れするなぁと感じてから間もなくピーッという超高音とガガガーッという酷い雑音がスピーカーから出るようになってしまい、テレビのスピーカーは完全に封印する羽目になりました。

騙し騙し使っていましたが、勝手に電源が落ちたり、外部スピーカーでさえ音割れするようになったのでいよいよ買い替えようと思い、色々調べ抜いた経験をご紹介します。


結果として買ったのはノジマプライベートブランドの49型の製品です。

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https://online.nojima.co.jp/sp/category/10000576/?searchCategoryCode=10000576&mode=image&pageSize=15¤tPage=1&alignmentSequence=1&searchDispFlg=true&searchMakerList=10095

5年保証を付けて最終支払価格64,584円(税込)


最後の最後まで悩んだのはミスターマックスのこちら
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http://shop.mrmax.co.jp/shop/g/g4580493493337/


こちらは5年保証をつけて最終支払価格59,497円


ドン・キホーテのドグザは悩む以前に完売。グリーンハウスはGEOで購入すれば2年保証が付くけど、最近の家伝製品の壊れやすさから5年保証は欲しかったので、残すは2択でした。ノジマも完売状態が続いている中、なんとか滑り込みで購入した形です。
基本性能などは他の方のブログを参照してください。VA方式がいいやら、解像度がどうやらとかは普通に綺麗に見れれば満足の私にはあまり気にならないので(笑)


さて、この結果に至るまでのプロセスは以下の通りです。


■スペック比較
パナソニックなどの大手を含め、各社の格安4Kのスペックには個人的に大した違いは無い(厳密には違いは結構ありますが、普通に4Kが見れれば満足の自分にはどれも十分な性能でした)。

■値段の比較
→大手の家電量販店の店頭やオンラインストアでリサーチした結果、49型の4Kテレビは5年保証を入れて税込で安いものでも13万円くらい。それに比較すると格安4Kは半額以下。

■リモコンの比較
ドン・キホーテとグリーンハウスはおそらく中国の同系列工場で生産してるのか、リモコンはボタンの配置こそ異なれ、型は同じように見える。

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これがドン・キホーテの通称ドグザ

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これがGEOで売ってるグリーンハウスのモデル


※このリモコンが他サイトのレビューで安っぽいと評判がいまいち(^_^;)

残念ながらエルソニックミスターマックスも、リモコンのレビューサイトが無いので善し悪しはわかりませんでしたので、商品到着後のレビューで記載したいと思います。


■オンラインショップの比較
ミスターマックスノジマも、対象のテレビを見つけて買い物かごに入れるまでは当たり前にできます。しかし、そこからが全然違う。
まずミスターマックスのサイトで5年保証を買い物かごに入れるのが難しい(個人的には保証を買い物かごに入れるというのもどうかと思うが)。

検索窓からも「テレビ 保証」とか、「5年 保証」等と検索してもさっぱり引っかかりませんでした。
※2017年11月時点の経験なので、その後は更新されてるかもしれません。


ミスターマックスのオペレーターの方に電話で聞いたら、「0400000091419-02と検索したら出ます。」と教えてくれました。
思わず「暗号じゃないですか」と突っ込むレベルです(笑)
保証金額自体は5年保証で2635円と、安すぎな気もするレベルで安い。※ちなみにノジマは同期間で6480円。

しかし、それを買い物かごに入れると何故かその保証にも送料が900円掛かるシステムになっており、買い物かごの合計金額がその分上がっている。
いや、これはおかしいとまた電話でオペレーターに聞いたところ、最終の確定メールを送信する際には差し引いた額で通知しますとのこと。

う〜ん。色々システム上の未成熟が露呈されたミスターマックスはこの時点で脱落しました。
オペレーターの方は非常に親切でしたが、このシステムは危うすぎます。その結果、製品自体も信頼できなくなり、3ヶ月先に到着する製品に先払いするリスクを感じ、ノジマに決定。


さて、大切なのはこのポイントなので丁寧に説明します。
テレビというプロダクト単体の機能的な価値については、もはや差別化は難しく、スペック部での差別化や付加価値はユーザーには響かなくなっています(少なくとも私には)。

そこまで技術的に成熟したプロダクトであるゆえ、技術的差別化を図りにくい。むしろそこ以外での差別化戦略マーケティングの肝になります。
テレビを含め、一般的な家電製品は

開発〜生産〜物流〜販売

という工程を踏んで我々消費者に届くわけですが、各々にもちろん人手が割かれているため工程を踏めば踏むほど高コストになり、そのツケは価格に反映されます。

今回ご紹介した格安4Kは、大手メーカーが削減しにくい、生産面以外でのコストがかなり抑えられていると予想されます。

まず、チャネルは自社のオンラインショップなどに限定されてるため、販売にかかるコストはかなり低いと言えます。事前予約制の場合はそもそも店舗に置かず製造委託先から直接送れるわけなので在庫に関するリスクやコストもありません。

また、開発に関するコストもかなり低いことも値段を下げる一つの要因です。先に記載した通り技術的に成熟したプロダクトなので、製品を構成する部品はモジュール単位で集められるでしょうし、他社の製品をOEMなどで手がけている工場なら、設計や調達も手慣れたものでしょう。

広告宣伝費も、4Kテレビを新製品として驚愕の値段で販売するというプレスの効果でこれまた低コストで大量の顧客にリーチできます。スマホの浸透でニュースアプリにピックされればツイッターなどのSNSに乗っかってあっという間に情報は拡散します。ノジマツイッターを使って入荷状況などを知らせています。
https://twitter.com/ENETJP?lang=ja

WindowsPCやAndroidスマホは外側のハードとOSなどのソフトの供給者は異なります。コンテンツが外部から供給されるテレビは生産面ではこれらのPCやスマホと同じ流れが来ていることは間違いありません。


Appleのように、ソフトと抱き合わせで提供できれば価格面のみでの競争に巻き込まれない可能性もありますが、テレビにコンテンツを予め内包して売ることは難しいでしょうから、どこまで価格面での優位性を出せるかが、しばらくテレビ市場のキーになりそうです。

ブランド力で大手に劣る格安4Kメーカーは、ユーザーとの接点であるオンラインショップやサポートセンターには気をつけないといけませんね。

先のミスターマックスのオンラインショップのように、ちょっとしたシステムの齟齬が製品自体の信頼性に直結します。おそらく製品自体には何の問題も無いにも関わらず、です。


テレビが到着したら、後半へ続きます。



※2018年2月23日追記
ドンキホーテ後楽園店で、展示品処分として限定1台ですが6万円でシャープのアクオスの50型が売りに出てました。

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アマゾンと比べても、これはお買い得ですね〜

シャープ 50型 液晶 テレビ AQUOS LC-50U45 4K対応 HDR対応

欲しい方はお急ぎを!


2018年3月10日追記

ドクザがバージョンアップして帰ってきた!

ドクザかバージョンアップして帰ってきたようです!
https://www.google.co.jp/amp/s.kakaku.com/prdnews/amp/cd=kaden/ctcd=2041/id=72597/

個人的にはバージョンアップ内容はそこまでインパクトのある内容ではありませんが、価格据え置きなのでコスパが多少上がったことは間違いないですね。

ちなみに、4Kじゃなくてもよければ49型液晶は39,800円で水道橋など一部のドンキホーテでは売ってます(笑)

地上デジタル放送ではまだ対応してないので、ネットのテレビを使ってない人は個人的にはこれでもいい気はしますけど(^_^;)


2018年3月17日追記

ノジマの格安4K第二弾、予約開始!

いよいよノジマの格安4K第二弾が予約開始されましたね!

※予約状況はノジマオンラインでご確認下さい
※2018年6月現在、値段が下がってさらに格安になっております!

今回のモデルから、HDR対応とありますので、初期モデルでちょっとコントラスト甘めだなぁと思ってたカラー比率が少し改善されそうなのと、大手メーカーの滑らかな画面に比べてややカクカクしてるなと感じていた内容にも対応しているようで、これはかなり良さげです。

昨今の格安4Kでは一番いいかもしれないです。
売り切れるのも時間の問題だと思うので、格安4Kをお探しの方はお急ぎを。



2018年4月10日追記

ドグザはもう店頭に置かれている

秋葉原ドン・キホーテにはもう当たり前のようにドグザが置かれています。最近再販されたバージョンアップしたものだと思われます。
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流れていた映像(さすがアキバ(笑))の画質が悪かったからなのか、手前に置いてある大手メーカーの画質が良すぎたのか、あんまり画質の良さを感じることはできず、かつ私が持っているノジマの4Kと同じく多少のカクカク感は否めなかったです。

ノジマの新4Kがどれくらいかはまだ未発売なのでわかりませんが、個人的にはノジマの新4Kの方が、スペック的には前回の反省が生きてる気はします。


新ドグザの画質が気になる方は、秋葉原ドン・キホーテに行ってみて下さい。


2018年4月25日追記

ノジマと同じ!?オプトスタイルから格安4Kが発売。だけど。。

オプトスタイルという全く聞いたことのない会社から格安4Kが発売されるとプレスリリースがありましたね。
プレス内容は価格.comのサイトを参照してみて下さい。

http://news.kakaku.com/prdnews/cd=kaden/ctcd=2041/id=73853/


こちらの気になるところは、まず会社自体。全く聞いたことのない会社なのでネットで調べてみると、今年の1月に設立されたベンチャー企業のようです。

オプトスタイル株式会社の概要はコチラ
https://optstyle.jp/opt-style/html/company#opt_co_01

資本金も990万と、これまでの家電メーカーとしては考えられない額です。逆にこの額でもテレビを作って売れる、ということですね。

さて、スペックを見る限り、ノジマの第二弾とかなりぶつかる内容のようです。
というか、リモコンを見る限り同じ生産ラインだと思われます。

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ノジマのリモコン
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性能的にはほぼ同じだと予想されます。

先に述べた通り、テレビ単体での機能の差別化はあんまり無いと思います。むしろ、何かあったときの対応力や信用力を重視すべきでしょうね。

ノジマの格安4K第二弾はまだ予約受付してくれるみたいです。個人的には製品単体だけでなく、そうした視点からも格安4Kを分析してもらえればと思います。


2018年4月27日追記

2018年は格安4Kの第二次大戦の幕開けか!?

どうもこの4月になって、格安4Kの動きが慌ただしくなってきています。昨年末の激戦を彷彿させる(もしくは超える)熱量です。

一世代前では対応していなかったHDR10、ダブルチューナー、動作補完機能など、どれも価格据え置きで確実にワンランクアップしてリバイバルされています。

ほぼ同一機能で発売が予定されているところは、

ノジマの第二弾 予約受付中
ドン・キホーテの第四弾 5/1〜店頭にて予約開始
グリーンハウスの第二弾 4/28〜予約開始
オプトスタイルの第一弾 4/27〜発売開始



値段、スペック共にほぼ横並びです。
言葉や数字に表せられないサービス面が決め手になりそうですね。

各社この市場のシェアを狙っている2018年は格安4K市場が沸く一年になりそうですね。


2018年6月14日追記

格安4Kは店頭で買えるようになった今

先日、秋葉原を歩いていると、オノデンにこんな看板が

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どれどれと店内に入り、三階のテレビコーナーへ。

売り場に着いて早速目に入ったのは、現品限り系がそこそこあること。
例えばこれ

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確かに、アマゾンに比べても安い。
スペックはアマゾンをご確認あれ。

流石ソニー。画質めちゃくちゃ良い。



その横手に格安4Kを発見。

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メーカーはmaxzenというあまり聞かないメーカーです。これまた中国の似たような生産ラインでしょう。

やはり店頭で見比べると、ソニーの力を感じますね。
価格については、もはやこの格安4Kについてはアマゾンの方が安いです。保証も1000日と全く同じ。


看板に出てる4Kならオノデンは、格安4Kはちょっと残念な結果ですが、むしろ大手メーカーの方が魅力的に映りました。ヨドバシやビックでは、ここまで値下げしていないと思います。

現品限りでオノデンを狙う戦略はありかもしれません。

2018年7月28日追記

格安4Kの底値か!?型落ち49型4Kが39,800円(税込)

来るとこまで来た感じがしますね。
株式会社ピクセラが、HDR未対応の一世代前の49型4Kを、予約販売限定で39,800円(税込)で発売するようです。
http://www.pixela.co.jp/company/news/2018/20180726.html
※2018年7月30日にチェックしたら、完売になってました。

おそらく、第二世代の格安4K(HDR対応、激しい動きを滑らかに見せる補完機能など)が主流となった今、第一世代の格安4Kの在庫部品が、中国の工場に余ってたんでしょうね。

テレビの型も、リモコンの型も、配列は違えど完全に見覚えがあります。

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このタイミングでこの低スペックですから、おそらくそういうことだと予想します。

在庫処分系だとすると、おそらくこの価格帯が底値だと思います。生産側(中国の工場)に利益はほとんど無いのが在庫処分ですから。販売側(ピクセラ)の利益は確保してますが、1台あたり営業利益で5000〜7000円前後ってところではないでしょうか。


間もなく始まる4K放送に向けて、次の商戦は4Kチューナーですかね。



2018年10月12日追記

12月に開始する4K放送に向けて

4Kテレビへの関心は衰えを見せませんが、格安メーカーから新製品のリリースが少し落ち着いてきた感じを受けますね。
というのも、12月からいよいよBSで4K放送が始まるのに合わせて、チューナー内蔵式のテレビが主流になるため、製品も世代交代のタイミングだからでしょう。

チューナーが内蔵されて、どこまで値段が上がるのかが気になるところです。
読者の方でチューナーが内蔵されていないタイプのテレビを購入された方、または検討されている方は、外付けチューナーを付ければもちろん見れます。

筆者もチューナーを内蔵していない格安4Kテレビユーザーなので、12月からの4K放送は気になってます。現時点でのチューナーの状況をまとめてみました。

ご興味ある方は、こちら
isip-works.hatenablog.com
もあわせてご覧下さい。


2018年10月26日追記

限定5点チューナー搭載のブラビアがお買い得!(と思ったけど、、、)

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SONYのCS4Kチューナー搭載の4Kブラビア(型番:KJ-49X9000E-EL-ESET)が11万4800円で限定5点でノジマオンラインで販売されています。 

アマゾンでは14万くらいです。
筆者も上記で記載したオノデンでも実機は確認してますが、画質はめちゃくちゃ良いです。さすがのソニーです。
箱潰れ程度のアウトレットなら、まぁまぁお買い得ですね。

ただし、こちらのサイトに記載のある、内蔵している『4Kチューナー』には要注意です。
スカパーなどのCS4K放送対応チューナーなので、12月から始まるBSの新4K8K対応ではありません。筆者も一瞬勘違いしてしまいました。

紛らわしい記載は止めて欲しいですね。



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ソニーの公式サイト
https://www.sony.jp/bravia/products/KJ-X9000E/spec.html