蚊を減らすアイデア 〜考察編〜
以前からこのブログ(社会を今より良くするプロダクト)で書こう書こうと思ってたテーマがあります。
そのテーマとは、蚊の対策です。
昨今、蚊を媒介とした感染症がニュースになるケースが増えてますね。
日本ではデング熱やジカ熱という感染症が昨年の2015年から耳にすることが増えました。日本では発症件数は少ないものの、マラリアは今も毎年60万人もの命を奪っているということをご存知でしたでしょうか。
ビル・ゲイツも自身のブログ(下の画像)で蚊がいかに多くの方人の命を奪っているのかについて触れていることは周知の事実。
身近な存在であることと、マラリアという遠い国の感染症が非常に密接に関係しているということは、頭で理解できてもなんとなく他人事のように感じてしまいますよね。
しかしながら、いよいよ国内でもデング熱やジカ熱の発症事例が見られるようになり、徐々に自分ごと化してきた人も多いのではないでしょうか。
ということで、今回のテーマは蚊の対策について、ものづくりの視点から考察を進めていきます。
一言で蚊対策といっても、対策方法には大きく分けて3段階あります。
まず、「蚊の増殖を防ぐ」という根本的な対応が一番望ましいです。殺生せずに済みますから。
私が住んでいるエリアは、公園があったり大昔は沼もあったとのことで、非常に蚊が多い地帯なんです。
昨年の暮れに組合にかけあって「蚊シャットくん」なるプロダクトを買って設置してもらいました。
www.ookura-it.com
蚊の温床となっている、雨水マスを金網で塞いでしまおうという荒業のプロダクトです。
こういうところに
こういう金属の網戸を敷いてしまうアイデアです。なんともシンプルでわかりやすい。
実際に4か月程度使ってみて、枯れ葉が詰まりやすくなってしまうこと以外は設置も簡単ですしお値段も安くてマンションの住人からも承認が貰いやすかったです。
しかししかし、やっぱり2、3個雨水マスを塞いだ程度では蚊の増殖を抑えられず、相変わらず我が家周辺ではブンブン飛んでいる始末です。。
さて、残念ながら蚊の発生を抑えられなかったら、次は「発生した蚊を倒す」という対策。
殺虫スプレーやベープのような殺虫剤がこれにあたります。
トラップ的なのもこれに該当しますね。
そう、トラップで思い出しましたが、読者の方の中には、ペットボトルで作る蚊の退治用のこちらをご存知の方はいらっしゃいますか?
実は二年ほど前、私も実行しては蚊はほとんど捕まえられず、よくわからない虫の群生と悪臭を発する液体だけを残すという失敗を経験しています。
知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、「ペットボトル 蚊」などとググれば作り方サイトは大量に出てきますので、ここでは作り方は説明しません。
もし作られる方は私のような失敗をしないようにお気をつけて。。。
最後の蚊の対策としては、「蚊を避ける」という対策です。
虫除けスプレーとか、虫コナーズがここに該当しますね。
そんなこんなで、蚊の対策に試行錯誤を繰り返しておりますが、つい先日こんなことがありました。
蚊の主食は花の蜜と果汁であることを思い知らされる。
三歳の娘が我が家のソファにリンゴジュースを大量にぶちまけ、私が庭にポタポタしたたるリンゴジュースだらけのソファを運び出した時です。
軽く拭いて、乾かしているとそれはそれは、驚くばかりの蚊の群生がソファに群がってきました。
我が家のソファは黒い革製なのも影響してか、ざっと10匹はソファに群がりっておりました。
それを見た私は、蚊の主食が人間の血液ではなく、花の蜜や果物の果汁であることに改めて気づかされました。
ソファに群がる蚊からは、無邪気に突然の果汁パラダイスを喜ぶ歓喜の声が聞こえてきそうでした。
その蚊を見て、私は蚊を減らす一つのアイデアを思いつきました。
先のペットボトル蚊取り器の失敗は、気温が低かったため発酵が進まず、蚊をおびき寄せるだけの二酸化炭素が発生しなかったからと分析しております。
しかし、今回のソファにリンゴジュースぶちまけ騒動で見た蚊の群生は、一目散にリンゴジュースに駆け寄ったわけです。
それなら、同じ構造で中身をリンゴジュースにしたら、もっと効果的にかつ悪臭を減らしたペットボトル蚊取り器を作れるのでは!?
今回の記事はここまでにしますが、次回以降、リンゴジュースペットボトル蚊取り器の制作レビューを紹介します。
お楽しみに!
もし私よりさきに実行した方がいましたら、是非感想聞かせてください!