社会を今より良くするプロダクト

こちらのブログは世のため人のため、家族のためになる製品を紹介するブログです。

仕事しながら育児する人は泣けるほど忙しいので何とかしたい

2016年3月は、保育園落ちた日本死ねブログが一つのムーブメントを起こしており、政治で議論されるレベルにまで発展しました。

一個人の意見が、ネットを通じて雪だるま式に団体意見となり、国の施策に影響する時代になったんだなと改めて感じました。
私も3歳児と1歳児の子供がおり、まさに国の認可保育園は落ち続けている口です。
妻も職に就いており、夫婦の忙しさは尋常じゃありません。

時間的余裕は全くなく、朝起きてから寝るまで(というか寝てる時も良く起こされますが)ほぼノンストップです。

そんな状況にいる私としては、自分の得意分野で打開策が出てこないかと考えてみました。
それが、このブログのタイトルです。


仕事と育児の忙殺さから、ほんの少しでも気持ちを軽くするプロダクト

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この問題はかなり壮大なため、もう少し深堀していきます。

働くママは時に厳しい選択に迫られます。
忙しいときの子供の突発的な発熱や病気のときです。

程度にもよりますが、子供はすぐに熱が上がります。しかも前兆無しに。
こういう事態の際には、誰もが「子供が苦しんでる時に仕事なんて」と思いますね。

なので、多くの母親は保育園からの呼び出しに怯えながら仕事をするわけで、重役になればなるほどその恐怖は大きくなるので、重役に就きたがらないし、意に反して就くこともあまりありません。

ビジネスウーマンとしての才覚のあるママは、この重荷と向き合うことになります。

なので、大半のママは仕事と育児の両立と言いつつも、軸足は子供で仕事はできる範囲、という結果になります。

こうした問題に助け舟となるプロダクトとは何でしょう。

おそらく、子供のケアを何かのプロダクトに託す、という選択肢は、完璧な育児ロボットができない限り無いでしょう。
どちらかというと、仕事の方をプロダクトでケアする、という方が現実的です。


ネット社会はテレワークをどこまで可能にしたか?

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そう考えると、パソコンを筆頭にネットワークがあればどこでも仕事ができるようになりました。
いまやそういうビジネススタイルは全然珍しくなくなりましま。

ただ、顔が見えないと信用ならない、という職種の場合はそうもいきません。
人の気持ちによって、業績を左右する職種の場合はなかなかディスプレイ越しのコミュニケーションだと厳しいです。プロダクトデザインも好き嫌いの影響が大きい案件の場合は、担当者の心の機微を感じ取れないとうまくいくものもいかなくなります。

さて、そうなると、人の心の機微が子育てしながらでも感じ取れるプロダクト、ということが育児しながらでも仕事をする上で必要になります。
そんな製品があれば、働くママに余暇を産んだり、呼び出しに怯えなくて済む、ということになります。

それでは、人の心の機微について、考察します。
人の心の機微、なんてなかなか掴めるものではありませんが、目の動きや手の動き、癖や喋り方など総合的に判断して心理状況を汲み取っている、と言われます。

めちゃくちゃ繊細な情報です。動物的感覚に近い。

本気で心の機微を感じとるくらい微細な動きを伝えるためには、それなりのネットワーク回線が必要になります。加えて、それなりの解像度を有したモニターも。


リビングに置かれているテレビの活用

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テレビは大型化、高解像度化が進んでおりますが、その活用コンテンツはテレビや映画、といったところが中心。テレビもインターネットに繋げられるようプラグ端子も付いていますし、PCに繋げられるようHDMI端子もあります。
しかしながら、ビジネスに使うということはあまりありませんでした。
なぜでしょう。
テレビ電話的に話すだけなら、PCのモニターとカメラで十分ですし、Skypeなど無料のサービスを使うなら、PCの方がインフラが整っているからでしょう。
しかし、すでに記載したように感情の機微を逃さず掴み取るにはそれでは不十分です。

家庭用のテレビにママ向け打ち合わせシステムを導入したら何が変わるのか


家庭用テレビはパソコンモニターに比べ結構大きいので、PCに比べて少し距離を起きますね。会議中の人と同じくらいの。
その距離感がいいんです。PCのテレビ会議ですと、よく顔を見ようと思うとかなりモニターに近づかなくてはならず、相手には心理的に近すぎる印象を与えてしまいます。

また大画面ですから、再生側の環境さえ整えばテレビを通じてみる相手の表情や仕草はよくわかります。
テレビにはマイクやカメラは付いていないので別途つける必要がありますが、昨今ではハイビジョン撮影が可能な外付けカメラも安価に販売されており、相手にも自分のことクリアな状況で伝えることが不可能ではなくなりました。

しかし、越えなければならないハードルはいくつかあります。
まずハイビジョンの動画をスムーズにやり取りするためのネットワーク回線。
そして再生側に求められる高いスペックのハードウェア(CPUやメモリ、ビデオボードなど)が必要になります。

ただし、回線速度は年々高速化が進んでいるということに加え、ハードウェアについては年々安価になっています。
家にいるのですから有線が使える可能性が高いので、受け手となる相手側の環境さえ整えば十分に再生は可能になります。

今現在ではまだ回線速度の壁が高いでしょうし、無料のサービスがあるのにお金を払って家のテレビに会議システムを導入する人は少ないかもしれません。
リビングで打ち合わせとなると背景に生活感が思いっきり映りますしね(笑)


しかしながら、私は近い将来、ネットワークの役割は「情報の伝達」から「感情の伝達」へシフトすると確信しています。


テレビの新しい活用、製品化されるためにはまだまだクリアしなくてはいけない課題もたくさんありますが、本格的な開発に前向きになっていただける方が一人でもいたら幸いです。



2017年12月追記

元グーグルの開発メンバーが心理的距離を無くすテレワークを開発中

こんな記事を書いた1年後、グーグルを卒業した方が立ち上げた、テレワークに関するスタートアップがまさにこの心理的な距離感を無くす取り組みを実践しています!
クラウドファンディングでも目標額(200万円)を超えて達成して、今後の動向に注目です!

https://readyfor.jp/projects/continuum