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働くママさんの働き方改革に向けて 〜通勤編〜

さて、前回記事の問題編では色々愚痴っぽく書いてしまいましたが、働くママさん問題は本当に根深く、これで解決ということなんて無いと思います。

なので、この問題に対して通勤だけでもITの力を使ったらどうなるか?を考えてみました。

グーグルはテレワークでも新製品をリリースしてる


「G suite」というグーグルのサービス、ご存知の方も少なくないと思います。企業向けのサービスなので、日常使いの中ではあまり聞きませんけど、いわゆるクラウドサービスの一種。以前はGoogle Apps for Businessなんて言ってましたけど、今はこのブランド名になっております。


簡単に言えば、グーグルのアプリやサービスのビジネス向け拡張プラン、といったところですかね。お勤めの会社のドメイン(@○○○.co.jpなど)でログインして、gmailやグーグルドライブが使えます。そんな企業にお勤めの方もいるのではないでしょうか?


私が以前在籍していた企業も、ある時この仕組みに乗り換えました。サーバーの保守管理やセキュリティ面を考えたら乗り換えたほうがコスト削減になるんでしょうね。

利用料などの詳しい情報は本サイトに委ねますが、ユーザー単位での課金になっており、最安のプランで年間6000円(月500円!)。企業はもちろん、フリーランスの方などがフレキシブルにチームを組んでプロジェクトをこなしていくタイプにも対応しています。


さて、この「G suite」からテレワークをサポートするこんな商品がリリースされました。


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https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/hangouts-meet-hardware/

Hangouts Meet ハードウェアとは

Hangoutsはアンドロイドスマホを使ってる人なら馴染みがあるかもしれませんね。Chat機能があるので、アカウントにログインしてる人同士でメッセージを送受信できるアプリです。LINEやMessengerを使用してる人が多い中、どこまで使われてるか定かではありませんが、感覚的にそこまで使ってる人は多くない印象です。私もたまーに使うレベルです。



G suiteからリリースされたHangouts Meetはその名の通り、この大して使われていないだろうChat機能を使ってミーティング(会議)を行うアプリで、昨年からしれっとハードウェア周りをキットにして販売を開始しています。


LINEがインフラ化してる中、Hangoutsっていつ使うのかな?と思ってましたが、会議となると話は別です。

LINEがビジネスの場でNGとされる理由

よく上司がLINEのIDを聞いたり、仕事のコミュニケーションで使おうとして部下から嫌がられるという話をよく見ますね。ネットのニュースでもたくさん出てます。

そりゃそうだろうと思います。LINEはプライベートというか、あくまでざっくばらん感が良いのに、それを指示や命令的なやり取りに使う場にしたくないですよ。上司や目上の人にキャラクターのスタンプで「OK」とか送りにくいじゃないですか(笑)
そんな当たり前にわかる感覚をスルーして、LINEをビジネスの場に持ち込むのは空気的にタブーな訳です。


そんな中、このHangouts Meetは良いです。もともとGoogle Apps for Businessですから、はじめからビジネスで使うように考えられてますし、LINEともユーザーシーンがぶつからない。


このHangouts Meet ハードウェアは、ASUSのChromeBOXを中枢として周辺機器(モニター、カメラ、スピーカー)を制御する構成です。各々の詳しいスペックや他社製品との互換性については、上記URLに記載があるのでそちらをご参照下さい。

さて、その価格は定価は1999米ドルのようです。日本円で約23万円ってところですか。いや、これ安いのか高いのかわからないですね(汗)
BtoB価格なので一概に言えませんが、個人的にはお買い得とは言いにくい気はします。


各々は型番は違えど、バラバラでも売ってる製品ですから、必ずこのキットをHangouts Meet を使用しないといけないわけじゃありません。互換性に関する情報も本サイトに乗ってますし、そもそもPC環境とChrome環境またはアンドロイドOSの環境があれば利用できます。

こちらに使用イメージの動画が載ってます。
https://support.google.com/meet/answer/7305398



Chrome BOX自体は3万円台前半から買えます。自宅のテレビに繋げることでテレビがちょっとしたワークステーションになります。
この値段でこのスペックを見ると、数年前のデスクトップは何だったんだと思うレベルですね。対応アプリの多さやグーグル自体がこの端末での利益を考えてるとは思えない価格でお買い得だと思います。



それに、急速に浸透しつつあるスマートスピーカーもテレワークを後押しする一つになるでしょう。

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↑このキットのスピーカーは集団での会議に特化しているので、残念ながらスマートスピーカーとしての機能はありません。

ただ、将来的にはAIを搭載するスピーカーが、ウェブ会議では無くてはならない日がくると思ってます。

会議中に、AIにアドバイスを聞ける

普及してるスマートスピーカーは、文字入力を必要としない検索の容易性や、家電の電源のON-OFFなどを外出先から可能にするなど、スピーカーに+αといった付加価値ですが、捉え方を「話せるビッグデータ」とするとどうでしょう。

スピーカーとして音声の入出力はこれまで通りに行いつつ、例えば「これから販売しようとしてる商品の市場規模は?」とスピーカーに質問したり、「先月の○○店の売上と前月比は?」などと、社内のPOSと連携して数値を叩き出してくれたりもすることだって全然できるわけです。


ここまでくると、会議にAIスピーカーを持ち込まない方が非効率になります。テレワークでの会議でもその恩恵は変わりませんし、下手すれば人だけ集まって行う会議よりよっぽど生産性の高い話合いが展開できるかもしれません。


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グーグルが出してるスマートスピーカーGOOGLE HOME」は、その観点から見るとまだまだ発展途上です(まぁHOMEって言ってる時点で、シーン想定が違いますけど)。アマゾンやアップル、ソニーもこぞって開発してる、スマートスピーカーが、どこまでテレワークを推し進めてくれる存在に昇華されるか。

今回の記事では触れませんが、5G解禁による通信速度の大幅上昇と合わせて、テクノロジーの進化によってどんどんテレワークは加速するでしょう。


グーグルを卒業した方が立ち上げた、テレワークに関するスタートアップの新技術にも要注目です。クラウドファンディングでも目標額(200万円)を超えて達成しています。
https://readyfor.jp/projects/continuum


こうした技術が、満員電車からの開放、場所による制約を減らし、働くママさんを応援することに繋がると思います。