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通信コストとスイッチングコストのバランスについて

スマホやテレビの高機能、高解像度化で使うデータ量は増えるばかり。情報の処理スピードも刻々と上がり、先日はスパコンで8億年かかる処理が1秒で処理できるなんていうニュースも報道されてました。

通信速度が早くなる=生活が便利になる

という方程式が成り立ってる昨今、通信速度が早くなればなんか便利になるんだろうと漠然と感じるのはわかります。私もその一人です。


格安4Kと通信速度と通信量

前の記事で格安4Kに関するレビューを記載しましたとおり、私は格安4Kユーザーの一人です。
地デジがまだまだ4K対応しない中、早々に4K対応したネットTVは着々とユーザー数を増やし、SMAPを脱退した3人まで巻き込んでコンテンツ制作に励んでおります。

そんなネットTVを見るには高速通信が可能な通信環境が必要です。電気とガスと同じように通信も「すでにあるもの」として大量に使用しています。自宅に光回線などがあれば使い放題ですし。

docomoauSoftBankあたりからも色々なTVツールが提供されてますよね。

他にも、アマゾンやグーグル、ツタヤを経営するCCCなどからもテレビでネットコンテンツを見れる商品を出してますよね。サードパーティのメーカーからも、安価なキャスト形式のツールはいくつか出てます。
Amazonだと

このあたりは実際に使われてる方も多いと思います。NetflixYouTubeをよく見る方には非常に便利です。

ただ、こうした環境を整えるためには月に結構な通信費をかけないといけません。


自宅からWifi環境捨てたら、思いの外生活が豊かになった話

ただ、こんな記事を書いてる私はその手のテレビをネットワークに繋げるツールは一切使っておりません。というのも、3年ほど前に家のWi-Fi環境を解約しちゃったからです。
冒頭話しましたが、情報通信という電気やガスと同じようなノリで毎月4000円位とられ、加えて当時はiPhoneユーザーだったためスマホ代も月に7000円はSoftBankに払ってました。
毎月情報通信代として1万円以上払うわけです。それでも今の便利さを失いたくないので、解約したくてもできない中毒性のある怖い状況でした。

でも、このまま払い続けると10年で100万円以上も払うのかとアホらしくなり、思い切ってiPhoneSoftBank)を解約し、SIMフリーのアンドロイド端末を買い、当時格安SIMとして出たばかりで懐疑的な人が多い中、さっさとMVNOに乗り換えました。そうすると、通信量の制約はありますが通話料込で月に約2500円くらいになりました。
※ちなみに自分がどれくらいパケットを使ってるかはどのキャリアでも、契約先のキャリアのマイページから確認できるので、契約する容量は月々の使用量を把握して契約することをお勧めします。


あわせて、当時家のネット環境はテレビと一体で光ケーブルを部屋の中に引き込むタイプでしたがこれもやめました。有料の動画関係も、このタイミングでまるごとすべて解約しました。我が家の場合はそもそもたまにしか見てませんでしたし、パススルー対応だったのでどことも契約してなくても民放なら問題なく見れましたから。


とはいえ、やはり容量制限付きのスマホだけの通信では心もとなかったのと、たまには私がいない時のデータ通信が必要な時もあるだろうと、使った分だけ支払うSIM契約をFREETEL(現在は楽天)で結び、使ってない古いスマホテザリング状態のなんちゃってWi-Fi環境にして使うようにしました。ごく稀に結構使う月もありますが、平均すると月々大体700円くらいです。



以上の契約をして3年間が経ちました。
単純計算ですが、この3年間の節約金額は

・自宅のネット環境:4000円×36ヶ月=144,000円
スマホ代:(SoftBank時代7000円-MVNO時代2500円)×36=162,000円
・家の有料テレビ契約:2000円×36ヶ月=72,000円

合計378,000円

使った分だけSIMの支払いを換算しても35万円以上は節約できてる計算です。

今なら0SIMという500MBまではデータ通信が無料で使えるとんでもないプランさえ存在する時代なので、情報通信のヘビーユーザーでなければ通信料は安く抑えられる時代なんです。
nuro mobile


通信代をゼロにするのは無理だと思います。世の中的にもないと不便を通り越えて生きていくのに不都合です。

過剰な通信費用を払わないポイント

「家族皆でパケット使うとこんな素敵な生活が待ってます」的なCMは、個人的な意見にはなりますが、あの手の家族どうして割り振って使える、みたいな契約はやめたほうがいいです。

ちょっとマーケティング的な話になりますが、日本の通信費のお家芸の一つが「スイッチングコストを上げて囲い込む」戦略なんです。

一度契約すると浮気できないように、家族割や複数年契約割引にしたりとあらゆる手段でスイッチングコスト(業者を変えるための手間や時間、費用)を上げようとします。一見安いように見える契約でも、スイッチングコストが高すぎる場合は結果として高い通信費を長期間払わされる結果になります。

先に述べたとおり、魅力的なサービスを柔軟に取り入れるためには、スイッチングコストを低くすることが、結果として通信費を抑えるポイントなんです。
家族割がすべて悪いとは思いませんが、メインの通話系SIMとサブのデータ通信系SIMなどに使い分け、スイッチングコストを下げることをお勧めします。

家族割は家族みんなの同意が無いと他のキャリアには移れなくなります。移るために家族皆から納得してもらわないといけないので、猛烈に面倒くさいです。
このご時世、特に移り変わりの早いデジタルライフにおいて、スイッチングコストを上げる行為は、結果的に選択の幅を狭め、よりよいサービスを受けられる機会を逃します。

今の通信費は単純比較が難しい料金設定です。
契約者が一人なのか、家族がいるのか、どれくらい電話するのか、などなど、ヒアリングしていかないとどのキャリアか安いのか判断できません。
単純な価格競争を避けるためにあえてややこしくしてるとも言えます。

ちなみに、私の母がスマホを持ちたいというので、その用途を聞いて最適なSIMと端末を新古品で7000円くらいで購入し、今は月に400円くらいで不自由なく使えています。


最近は格安SIMユーザーにも優しいサービスが続々とリリースされてます。
インストール不要のデータ容量削減アプリ、無料のクラウドサービスや仕事でも使えるチャットツールなどなど。
この手のサービスはパケット通信的に大した量にはなりにくいです。むしろ最適化されてて快適に動きます。


ヘビー級のデータ通信は、Wi-Fiスポットを使う

フリーWi-Fiはセキュリティ面で心配という方も少なくないですし、私もその一人です。とてもとてもフリーWi-Fi環境で銀行振込やクレジットカード決済なんてできません。こういったセキュリティが必要な通信はスマホパケット通信で行い、フリーWi-Fiは例えば重いデータのダウンロードや、大量にある写真のバックアップ、宅ファイル便などストレージサービスでのやり取りなどです。


最近は、スタバなど集客のためにWi-Fiを飛ばしているカフェも非常にたくさんありますし、ガストとかファミレスにも飛んでます。セブンやファミマなど、イートインスペースがあるコンビニでも可能です。
2018年4月18日追記
こちらのサイトもファミレスやカフェの無料Wi-Fiを紹介しています。
https://www.moneypost.jp/269035


様々なサービスが無料になると提唱した経済学者がいて一世風靡したことを記憶に残っている人もいると思います。

まさに、様々なサービスは新たな価値を生み出すために無料で提供され始めています。


当ブログを読んだ方は、楽しいデジタルライフを送るために、スイッチングコストをできるだけ低くすることをお勧めします。


あと、下の書籍もお勧めですので、ご参照頂ければ幸いです。




2018年4月13日追記
OCNモバイルONEから、どれだけ音楽を聞いてもデータ容量をカウントしない「MUSICカウントフリー®」なるサービスがリリースされましたね。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1116601.html

無料期間は7月23日までと限定ながら、格安SIMユーザーの悩みどころである「流しっぱ」系にも対応した試みですね。

私は今のところ通話SIMとデータ通信専用SIM2枚で収めてましたが、音楽専用SIMとしてこれはちょっと欲しいです。。